ぶどう農園・ワイナリー立ち上げスタッフ/農業/地方移住

【ブドウの栽培、ワインの醸造を始める仲間を募集しています】 ◆津波被害のあった土地をリジェネラティブ農業で再生する事業の立ち上げメンバー 雄勝町の津波被害があった場所が住民の願いにより花と緑で覆われる公園になろうとしています。公設民営の公園の中で、2023年4月から循環型のファームの立ち上げがはじまりました。今回の採用では中核となるブドウの栽培とワインの醸造をするメンバーを募集します。 農園を一から作り、こどもの複合体験施設MORIUMIUS（モリウミアス）の耕す（つくる）チームとしてモリウミアススタッフや地元住民、プロフェッショナルと関わることができるので、地域の特色などについて情報をスムーズに得られる環境です。 ＜業務内容＞ ・ぶどうの栽培（現在農地整備中） ・ワインの醸造、ジュース等加工品の開発 ・ワインメーカー、農業・パーマカルチャーの専門家との計画立案 ・プロモーションや営業 ・土地利用に関する行政との調整 ＜こんな人におすすめ！＞ ・農業経験がある、農業やパーマカルチャーに興味がある方 ・オーガニックやナチュラルワインを好まれる方 ・新しいことにチャレンジする、楽しめる方 ・じっくりと丁寧に仕事をすることが得意な方 ・人とのコミュニケーションに苦手意識のない方 ＜募集の背景＞ 震災後12年たった今も人の営みが感じられない雄勝湾最奥の地域。かつては学校や商店が立ち並ぶ町の中心でした。この場所を花と緑にあふれた公園にし、あたたかな人の繋がりを取り戻すべく、石巻市と民間団体が数年間協議を続けてきた計画がいよいよ本格的に動き出そうとしています。 モリウミアスはこの公園のうち３区画の運営を担い、捨てられる資源を利用し農業に生かす堆肥場や雄勝初のぶどう栽培に挑みます。醸造所も作り、オリジナルのぶどうジュースやワインを醸造し販売する予定です。さらには微生物の力によって暮らしを豊かにする発酵食品を開発する発酵工房も整備してゆきます。 すでにワインは2020年から川崎町にあるアルフィオーレさんの力を借りてナチュラルワインをつくり、自分たちで販売するための体制を固めてきました。 この公園に多くの人が関わり、町を故郷のように思う関係人口につなげることができれば。そしてこども達にとって、人が自然に関わることでより良い自然環境が育まれることを実感する場になればと思い描いています。 ＜MORIUMIUS（モリウミアス）について＞　※詳しくはHP（http://moriumius.jp/） モリウミアスは豊かな大自然や町に根づく暮らしとの交わりを通じてこども達の生きる力を育み、教育が町の未来を切り開いていくことを目指す複合体験施設です。年間を通して短期（1泊〜6泊）長期（1年単位）に分かれた滞在型体験プログラムを実施しています。 場所は豊かな森と海に恵まれ、自然風景と伝統が色濃く残る石巻市雄勝町。東日本大震災によって町の8割が壊滅してしまいましたが、地域の復興への想いから、高台に残る築99年の廃校が新たな学び場として生まれ変わりました。森や海での活動と地域住民や海外のアーティストなど多様な人との触れ合いを通して、「教える」のではなく、雄勝の暮らしに溶け込みながら共に「感じる」。四季折々、表情を変える自然に向き合い、感じることを尊重し今ここにある学びに目を向ける。そんな学びを滞在型体験プログラムやオンラインで、これまで8,000人以上のこどもたちや大人に届けてきました。2022年4月からは「漁村留学」という名称で1年単位の長期プログラムもスタートし、活動の幅がますます広がっています。 MORIUMIUS（モリウミアス）という名前には「森と海と明日へ」という意味。USには「私たち」も含まれており、みんなでこども達の未来や持続可能で豊かな社会を創っていくという想いが込められています。共感いただいたみなさまの力をお借りしながら、こども・自然・町を繋ぐコミュニティデザインに取り組んでいます。 ※【支援企業・団体・機関】 カタールフレンド基金、日本財団、ジャパンソサエティ、三菱商事復興支援財団、農林水産省　都市農村共生・対流総合対策交付金、みんなでがんばろう日本、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、ロート製薬株式会社、株式会社ベネッセコーポレーション、林野庁　森林・山村多面的機能発揮対策事業、公益財団法人浦上食品・食文化振興財団 （ハウス食品） ＜働く人の雰囲気＞ ・自然やこども、漁村の暮らしが大好き ・チームに分かれて仕事しています ・全員で協力して働く場面が多い（施設内外の掃除や薪割りなど日々の暮らしを整える仕事や地域に出てのお手伝いなど） ・受け入れが少ない時期は、資格取得や研修のため他地域へ出るスタッフもいる（資格取得支援あり） ＜学びや食、農業や交流を育む仕事＞ ・学ぶチーム：森や海から循環する暮らしを体現し、多様な人との接点を生み出し、サステナブルに生きる力を育む学びの機会をつくる（短期・長期の各プログラムの運営） ・食べるチーム：地域に根ざし旬を感じる食を通して、生産者の想いや手間暇をかけることの意味を伝える ・泊まるチーム：こどもはもちろん多様な関係者たちとコミュニケーションをとり交流を育む裏側を固める ・耕る（つくる）チーム：津波で被災した土地をサステナブルファームに再生し、捨てられるものを資源とした循環型農業や微生物を大事にすることで豊かな暮らしを実現する発酵工房を通じて人が通い続ける新たなまちづくりを推進する